企業間連携異業種交流支援のページです
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 中央会では、中小企業の皆様が経営環境の変化に対応する一つの方策としての企業間連携・異業種交流の支援を行っています。 このたび、県下の「中小企業の連携・交流状況」を調査し、これをデータベース化致しました。そして、多くの中小企業の皆様にご利用いただくため、次のようなシステムを整えております。下記の説明をよくお読みの上、ご利用ください。


まず、中小企業を巡る環境の変化の認識として

 中小企業を取り巻く経営環境の厳しさは、一口に言って構造変化への対応の厳しさであるといえます。この構造変化とは次のようなことではないでしょうか。
  ・国際環境の変化と進展
  ・大企業のリストラクチャリング・リエンジニアリングの本格化と分業構造の変化
  ・規制緩和と需要構造の変化
  ・既存市場の成熟化と新たな産業ニーズ
  ・ヒトをめぐる環境の変化

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次に、変化への対応はどのように考えればいいのでしょうか。

 これら構造変化に中小企業がどのように対応すればよいのか、その具体的な方向と手法の一つが連携・交流です。中小企業連携・交流は、マクロ的には中小企業における経営戦略であり、またミクロ的には、経営資源の補填を図るためのネットワーク形成であるといえます。
さらには、構造変化に対応した中小企業のリストラクチャリングの一環とも言えます。そこで、構造変化に対応する中小企業連携・交流の位置づけとしては、参加する企業の独自性が保たれ、経営課題の相互交流と交換・共有が対等に行われ、成果物の商品化や事業体の設立などが実現するクロスオーバーな革新的企業間組織です。

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また、環境変化のなかで、どのような問題がクローズアップされるのでしょうか。

(1)新たなる環境の変化
   1.細分化市場の発生とその対応  2.市場競争概念の変化  3.中小企業の自立意識の向上
(2)産業構造の具体的変化
   1.多品種少量生産の一層の進行  2.情報化の拡大
   3.「量」の経済から、「幅=連携・交流」の経済への変化

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では、企業間連携・異業種交流の基本的な考え方はどのようなものでしょうか。

 連携・交流の基本的考え方としては、下図のとおりです。基本認識として『マーケティングの時代』であり、最終目標も「マーケティングの発想」を念頭に置くものとなると思われます。

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連携・交流を行うのに必要と思われる点はどのようなことでしょうか。

○第1に「物、金」から「人、情報」を重視した経営方針へ転換すること。
 「人」の力を最大限に引き出し、「人」の活力に依拠し、また「情報」を効果的に生かして、時代の先を読み、社会・経済的ニーズのありかをつかんだ、機動的で効率的な経営を展開して行くことです。
○第2に、「人」の創造性と多様な思想、さらには「人」のネットワークを重視すること。
 すなわち、画一的な規模拡大指向から、開拓創造性・革新性、独自性・多様性へと転換・展開して行くことです。
○第3に、発想の転換が必要であること。
 すなわち、従来の生産、加工、販売、市場等現場の合理化・効率化に加えて、企業活動・事業活動の新機軸、新結合、新連携を求める発想へと転換・展開することです。
○第4に、市場ニーズを先取りし、市場を掘り起こせる開拓力、さらには、市場を作り出せる開発力が求められていること。
 言いかえれば市場ニーズの存在と成長可能性を追求し、自社の経営資源の適合性を考慮し、さらには、資源の連携を図ることによって開拓力・開発力を蓄積して行くことです。
○第5に、経営資源の向上・蓄積・集大成によって、より高い専門性を確保し、あるいは差別化を図って行くこと。
 「経営資源としての人・物・金・情報を、企業内外を問わず集積し、これらを集大成し、一つの「システム」として構築し、経営の戦略を管理の中に活用して行くことが重要です。
○では、自社で連携・交流の条件として整備しておくことは何でしょうか。
 1.理念づくり……経営理念……新機構の構築
 連携・交流は、基本的には、企業経営にとって、一つの戦略です。このことから考えると、まず理念づくりが必要となります。
 2.独自ノウハウ・技術等の確立
 連携・交流は、「ゼロ」の集合、結合であっては成果は生じません。少なくとも、連携・交流の基礎となる独自ノウハウの蓄積、固有技術等を確立する必要があります。
 3.独自市場の確立
 個別企業の独自市場の確立が必要不可欠であり、さらには市場を掘り起こせる開拓力、市場を作り出せる開発力も必要となってくると考えられます。
○最後に、連携・交流によって期待される効果はどのようなものでしょうか。
中小企業連携・交流による効果としては、次の点が考えられます。

経営理念の高揚

独自のノウハウ蓄積と固有技術等の確率

独自市場の確率

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