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環境変化に対応した新たな事業展開

◎太陽光発電システムの施工に取り組んでいます。

太陽光発電システム

鳥取県板金工業組合では太陽光発電システムを取り入れた建築が環境にやさしく、クリーンな代替エネルギーのひとつとして脚光を浴びていることから、高付加価値と需要の将来性について市場調査を行い、組合員の新規事業開拓を経営戦略の柱として、太陽光発電システムに関する流通、施工技術等を総合的に研究し組合員は建築板金の技術を生かし施工しています。

<太陽光発電システムの施行体制>

 太陽光発電システムの施工体制の確立を目的として、平成14年9月5日、本組合敷地に4kw〈三菱製)の太陽光発電システムを設置し、標準工事工程の技術研修会を実施した。
 この発電システムは、鉄骨で組み立てた屋根に、縦0.53メートル、横1.342メートル、厚さ0.4メートルの屋根材型の太陽電池モジュールを54枚取り付けたもので、家族4人分の電力が賄える4キロワットの発電能力を持つ。屋根材型のパネルは軽量で、瓦の代わりに直接屋根に取り付けるタイプ。家全体のバランスが維持でき、耐震設計のため地震に強いなどの特徴をもつ。
 太陽光発電システムを普及させるため、事務所前に発電量を表示するパネルを設置して、住民にアピールするほか、環境に優しい太陽光発電システムについての説明会も開催した。

太陽光発電システム全景
太陽光発電システム全景

施工風景
施工風景

発電量を示す表示板
発電量を示す表示板
導入指導技術研修会
導入指導技術研修会


 本章では、組合員の施工技術と営業技術の向上を支援するツールとして以下に、施工に係る必要設備、施工条件並びに工事工程、見積もり算定方法並びに営業マニュアルについての詳細を示す。

〔太陽光発電システムのフローチャート〕

太陽光発電システムのフローチャート


<太陽光発電データの評価>

(1)太陽光発電システムの試作概要
 平成14年9月4・5日、組合敷地内の仮設建築物に太陽光発電システムの試作装置を34人参加のもと、専門家平野光男氏他講師の実技指導を受けながら試作システムの施工に取り組んだ。
 また、当該システムの発電状況を調査するため9月から11月にかけてデータ収集を実施した。

【試作機種】 太陽光発電システム屋根材型モジュールタイプ:三菱電機
【発電容量】 4.05Kw
【データ調査日】 9/12、9/13、9/17、9/19、9/20、9/24、9/25、9/26、9/27、9/30、10/1、10/2、10/25、10/30、10/31、11/6、11/18
【システム試作概念図】
太陽光発電システム概要
太陽光発電システム概要


(2)データ分析結果
〜鳥取県版太陽光発電システム方位別年間発電電力量シュミレーション〜
 鳥取県内における住宅用太陽光発電システムの発電量が方位によってどの程度変化するのかシュミレーションを実施した。調査の結果、方位としては南面に位置した方角に設置することが年間発電量が大きく売電効果が高いことが明らかとなった。下記に方位別の発電量及びそのデータを示す。

住宅用太陽光発電システム方位別年間発電電力量

南 西 東 北