鳥取県2月の中小企業景況
コロナの影響薄まるも物価高騰で景気後退に歯止めかからず
一部業種で価格転嫁追いつかず採算が悪化
~景況DI値は、前年同月比2.7ポイント低下のマイナス21.0~
県内中小企業の景況は、全業種景況DI値は、前月比15.8ポイント上昇のマイナス18.4、前年同月比2.7ポイント低下のマイナス21.0となった。製造業では、多くの業種で電気代を中心とするエネルギーコストの増加が続いており、価格転嫁による収益確保も追いつかず厳しい景況が続いている。非製造業では、新型コロナの影響が薄まり、観光関連を中心に業況が好転した。小売関連では、物価の上昇により消費マインドが低下しており、状況は引き続き厳しい。県内景況は、電気料金や原材料価格の高騰が続くなか、建設関係を中心に受注の減少が深刻な問題となっている。物価高騰に伴う価格転嫁も十分ではなく、採算は悪化しており、景気後退に歯止めが掛からない状態が続いている。物価の上昇が進む一方で、人手不足の深刻化、最低賃金上昇による人件費増などさらなる経費増要因もあり、依然として先行き不透明な状況が続いている。
詳細は添付ファイルを参照下さい。