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鳥取県中小企業団体中央会
2025/04/18
中央会ニュース

鳥取県3月の中小企業景況

原材料等諸経費負担の増加により採算悪化

米の関税政策により輸出関連業界への影響を懸念

~景況DI値は、前年同月比13.1ポイント上昇のマイナス13.2~

県内中小企業の景況は、

全業種景況DI値は、前月比13.2ポイント上昇のマイナス2.6、前年同月比13.1ポイント上昇のマイナス13.2となった。製造業では、一部業種で年度末の公共事業案件の増加により前月比で売上高の増加が見受けられたものの、業況を押し上げるまでには至らなかった。依然として高止まりする原材料、光熱費等諸経費に対する価格転嫁は充分とは言えず、引き続き状況は厳しい。非製造業では、月の上旬は天候に恵まれず人流が停滞していたものの、下旬には好天に加え春休みシーズンの中で鳥取県立美術館のオープンイベント等も開催され、売上や収益状況に復調の兆しが見受けられた。県内景況は、ほとんどの業種で原材料等仕入れ価格の高騰、エネルギー関連のコスト等諸経費負担増加の影響により需要の停滞、採算の悪化を招いている。また、米大統領の関税政策の影響により、食料品、衣料品、鉄鋼、自動車部品関連など海外輸出案件のある業界に大打撃が懸念されるなど、先行きの見通しは厳しい。

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