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鳥取県中小企業団体中央会
2025/07/18
中央会ニュース

鳥取県6月の中小企業景況

コスト増加による採算悪化や人手不足が深刻化

米国関税や国際情勢など外部要因による不透明感続く

~景況DI値は、前年同月比15.8ポイント低下のマイナス26.3~

県内中小企業の景況は、

全業種景況DI値は、前月比5.3ポイント上昇のマイナス13.1、前年同月比15.8ポイント低下のマイナス26.3となった。製造業では、食料品関連を中心に光熱費の高止まりや原材料費の上昇が収益を圧迫している。製造業全体として受注の減少や価格転嫁難から厳しい環境が続いており、景況感はマイナス傾向が続いている。非製造業では、観光関連の一部で回復の兆しはあるものの、物価高騰による消費マインドが低下しているほか、卸売や運輸、建設業を中心に労務費をはじめとするコストの増加による採算悪化や人手不足が深刻化している。県内景況は、売上高、収益状況、資金繰りなど多くの項目で前年割れとなっており、見通しは厳しい。総じて人手不足や後継者問題も深刻化しているほか、米国関税や国際情勢など外部要因による不透明感も続いており、先行き不透明な状況が続いている。

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