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鳥取県中小企業団体中央会
2025/10/20
中央会ニュース

【令和7年9月】鳥取県の中小企業景況

原材料等諸経費が依然として高水準で推移

労務費負担の増加が見込まれ、経営環境の不透明感強まる

~景況DI値は、前年同月比7.9ポイント低下のマイナス23.7~

県内中小企業の景況は、全業種景況DI値は、前月比5.3ポイント低下のマイナス15.8、前年同月比7.9ポイント低下のマイナス23.7となった。製造業では、光熱費、原材料等諸経費の高止まりが継続しており収益状況は引き続き厳しい。一部業種では米国関税の影響によるさらなるコスト増加が懸念され、コスト管理に苦慮しているほか、慢性的な人材不足が続いていることが散見される。非製造業では、9月に入り気温も下がってきたことで観光関連では人流が増加し賑わいが見られたものの、長引く物価高騰による消費の停滞が続いており、前月比、前年同月比ともに収益状況が悪化するなど厳しい状況が続いている。県内景況は、原材料やエネルギーコスト、輸送費などの諸経費が依然として高水準で推移しており、収益圧迫が続いている。さらに、最低賃金改定に伴う労務費負担の増加が見込まれ、経営環境の不透明感は一段と強まるなど先行きは厳しい。

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